Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

父の誕生日

marimatsuno2013-10-05

51年前の9月29日に「誕生日まで生きられるかなあ。せめてあと5年生きたいなあ」といってなくなった。37歳になる直前だった。白血病だった。たぶん広島で学徒出陣した時に1,5kmで被爆したからだと思われた。それからはとても元気で、剣道3段でがっしりした大きな体格だったから、心配していなかったようだ。銀行がものすごい過激労働で毎日夜中終電で帰ってきて朝早くから出て行っていたので日曜の朝寝てる父しか思い出さない。土曜の夜は、母と一升瓶で飲んでいたらしい。

すばらしい人だったとみんなが言うけどすばらしい影響を何も受けることなく亡くなってしまった。すごく残念。田舎の家にはたくさんの本があった。

母は、今頃は、あまり稼いでいなくて父の年金のおかげを感じているからよく父のことを言う。そしてお墓参りをしたがる。「千の風になって」だったか、お墓にいないというじゃない!
って言ってみても行きたがる。

この唐辛子は、篠山で買った。フミがオリーブオイルやニンニクとスパゲッティーで使うから。