Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

ひとみちゃん

marimatsuno2015-11-25

ひとみちゃんがなくなってお葬式だった。ふみは素敵な黒いスーツを持ってる。冠婚葬祭すべてに間に合う。でも私は、黒いスーツを持っていない。黒いセーター(カシミアとシルクの混紡なんだけど)を着ていったらふみに「青木でも春山でもいいから安物の黒いスーツを買ったら?僕が恥ずかしい」って言われてしまった。そんなスーツに1円も使いたくないの。
ジャクリーンの時、パリに地味な服がなくて素敵なベージュと黒のワンピースを買って着た。フランス人たちは、ジーンズとか自由な服だった。真っ黒はいなかったように思う。ジャクリーンはキリスト教じゃないからお葬式に神父さんはいなくて、バッハなどをかけて哲学者が詩を「悪の華」を朗読してというお葬式だった。音楽家と哲学者とアーチストの集まりだった。

ひとみちゃんは、とてもかわいく笑ってる遺影だった。
母の時どんなのしようって考えてしまう。
ひとみちゃんが、いなくなったって信じられない。御棺にお花を何回か入れた。母は行くのを嫌がったからふみと出かけた。ベルコの互助会に入っていたようで大きな会館の中で便利に式があった。久しぶりの親戚に会う。
こんなことでもないと会わない。

個展に来てもらう人はいない。そんな関係。
母の時のことばかり考えてしまう。
食事の準備を朝からして出かけたから帰ってきてすぐ母に食べさせる。
親戚の人たちは、木曽路に行った。
午後から、税金の書き方を教えてもらってる人にいろいろ質問してから送りがてら関西スーパーにまた止めた。彼もひとみちゃんの友達だからお葬式に来た。

そして店のコープへの振り込みや月給の振り込みなどした。結構大変。
そしてなんか重い気分で今頃骨を拾いに集まる時間だなあと思いながらかわいい実をつけたアメリカンハナミズキの写真などとって、関西スーパーに帰り着いた。これで月、火、水と来てることになる!明日のおかずを買った。