Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

昨日のこと(友人の個展とジュリー「悪名」)


最後にうたう河内音頭の歌詞は、よく聞き取れないくらいの早口でジュリーはよく覚えたなと感心しきり。さすがにプロだなあっていう芸。
最後に2、3言言ってお辞儀したジュリーの言った言葉は、お花見でもしてくださいしか聞き取れなかった。よそのブログによると「温かいご声援ほんまにありがとうでおます。八重桜からツツジですね。花見もよろしおます」といったらしい。最後のカーテンコールの時はみんな立ち上がっていた。私も自然に立ち上がった。
明日も私は、後ろから3列目右の隅の方。これはA席にしたらきのうのBより悪いわ。友人と3人分とったのに、がっかり。
日曜日のS席に期待するしかないわ。
内容が、古くて重いのに明るくて軽く作られていてとてもよかった。別れのシーンでも笑いが取れて。ジュリーは、やくざの親分といっても強いというよりカワイイ。かわいすぎ!サンドイッチマンのところなどうれしくて仕方ないって感じ。サンドイッチマンて、昔よくいたなあ。


「花六甲」4月15日〜20日JR六甲道のバス道の北東すぐ。
090−7766-8765
友人で、陶芸も一緒に始めたけどなんでも上手にできる彼女は、私の何倍作ったかしら。
今回はシルクスクリーンの作品が多い。ギャラリー北野坂でも2年に一度やっていてこの間は、シルクスクリーンの小物をたくさん作っていた。コップ敷やテーブルセンターやバック。縫うのも上手。
この写真もシルクスクリーン
私は、シルクスクリーンがあまりにも印刷っぽくて手のぬくもりを感じれないからしない。大学でやって、多色刷りの色がきっちり重ならなくて 絵はAAもらったのに版画は、Cと最低だった。
それで嫌いになって負け惜しみというわけではないが、商品みたいだと思ってしまう。
辻さんは、ちゃんとしたご主人や2人の子供もいるきちんとした家庭を作ってきてそのうえで絵を教え自分の画材費は自分で稼いで、ボランティアで中国に木を植えたり(私は、なんで?!って思うけど)インドと交わって絵本を作ったりすごく活動してる。体重は私の半分くらいしかないのに。

それでも絵に100パーセントつぎ込めなかって何もかも中途半端な人生だという。私から見れば何もかも手に入れてると思う。毎日食事を作るのは大変でもともに楽しむ夫はいる。絵を描いてあげる孫もいる。
子供たちは、ちゃんと自立してる。
そういうもの何もない私から見るとすごいと思う。

絵に100パーセント打ち込んですごい作品ができるわけでもない。幸せなわけでもないかもしれない。それは貪欲よって思ってしまう。勿論頑張ってるけど。
それぞれ立ち位置が違うからそれぞれの立場でうまくやっていくしかない。
私は、一人でアトリエで作業できてお昼の食事に母が来てパソコン変になったら叫んだら上の階からフミが見に来てくれる今の状態が、幸せだ。
でももちろんすべて、永遠ではない。