Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

インド映画


昨日アジア映画社をやってる友人に頂いた映画を神戸元町映画館に見に行った。
その前にギャラリー島田で木目の絵を描き続けて成果を上げている後輩小曾根環さんの展覧会を見た。
貫く大切さ!

インド映画はあまり見る機会がないのだけど踊って歌ってはあまり好みではないかもって思っていた。友人が、「ジュリーだと思ってみて」って言ったけど、ジュリーの映画はきれいなジュリーがきれいな役で楽しく恋愛とかしたことがない。タイガースのころは、そんな風な映画だったけど一人になってからの美しい美しいジュリーはいつも美しくても正義ではなく、犯人だったり血まみれだったり、決してきれいな恋愛映画に出ていない。見てないのもあるから言い切れないけど。すごくきれいな映画に出てほしかったなあ。色気たっぷりの。
インド映画の主役は、プレスリーの映画と似てるといったほうがいいかも。プレスリーは、いつもモテモテで歌を歌って何かあっても、ハッピーエンドで。

ジュリーは、光源氏でさえも影がある。
でも今日のインド映画すごくおもしろかったのは確か。
ストーリーもびっくりだし、セットもきれい。
2時間45分と長くて本当に休みなしで疲れたけど面白かった。女性陣の体はすごくきれいし、ああっ、あのおなか!主役の女性は顔もものすごくきれい。男性も、体は筋肉がすごいし、顔のきれいな人もたくさんいた。インドの人たちにとって映画はすごく大きな娯楽なのだろう。
土曜の夜は、元町映画館の中も盛り上がって踊るらしい。日本でさえも。
でも国民性なんだと思う。踊るの歌うの大好きな。
ジュリー聴きにいって一緒に立ってリズムをとる程度の大人しい私には、ここまでにぎやかな国民性はびっくりだ。
ジュリーは、「こんな愉快に踊って歌って女性にもてる映画には出ないのよー」って友人に言いたい。
そして今、どうぞ分別臭い大人の歌ばっかり歌わないでジュリー!歌詞的に無理でも(もう64年も生きてしまったから)「酒場でDABADA」や「ロンリー・ウルフ」のような歌を歌ってほしい。