Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

バレンタインデー

14日の日記

今日は、パリは寒い。雨。モデルが来て電気ストーブをぶんぶんつけてたからちょっと電気代かかりそう。モデルが来るといったら先日来た友人が何十年ぶりかで描きたいというからどうぞって言った。私の勝手にするから横で描いてもらうには構わない。
モデルが来て描き始めて2,3分してピンポーン!それは私にとって怒り!「もう始まってるんだから!」って言うのが精一杯。私にとってモデルを呼ぶって言うのはね!って、心の中で叫びながら描き続けた。
朝早く起きる私は、残り物でお昼用の巻き寿司を作った。彼女にお昼を食べてもらうため。私は、結構親切なのだ。

今日来るはずで飛行機乗り遅れたといって夜の11時に成らないと付かないといってる友人にも彼女の好きなものをと用意してた。でもメールで「私は食べなくて良いので、心配しないで」がっかりする。誰も頼んでないのに、押し付け親切ばっかりやってる。おまけに「鍵を忘れたかも。スーツケースの中になければ、明日、買わせていただきます」って。私がいるからいいけどいなかったどうするつもり?いなかったら忘れないか。
フランクフルトからメールしているらしい。彼女は100万マイルだったかなためて永久会員になるためのマイレージをためる旅だから早く楽にとかは考えてないのだ。エールフランスの時間を思った私が、馬鹿。

お昼食べながら友人が、映画「Renoir」を見てきたよ。見ればいいのに。っていわれたから夕方Vavinまで見に行った。近所だと19時からだったから。でも彼女来ないならそれでも十分だったけど。
フランス語がわからないからよく分からない部分もあったけど、モデルがきれい。ジャン・ルノワールは、ルノワールのモデルと結婚したんだ。スケッチブックを持っていったらよかったとおもうほどキレイなモデルだった。ルノワール晩年のアトリエは私も訪れた。オリーブの大きな木が、いっぱいの広い庭。Cagnes-sur-Mer.一人でニースからバスで行ったなあ。
その映画を見に行くとき、花屋さんは男性客でにぎわっていた。今日は、バレンタインデーなんだ。
日本と違ってフランスは、男性が花や下着など女性にプレゼントする。だからホワイトデーなんてチョコで、マシュマロなんでばかげたことはない。

うれしそうに小さな花束かかえた、若い男の子をメトロでも見る。男性にお花をもらうのはうれしいものだけど、もう何年ももらってない。マークは買い物にフミと出たらお花を買ってきてくれたなあ。うれしいこともあったのだ!