Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

教会でのコンサート


マリークロードに誘われてCROISSYーSURーSEINEの CHAPELLE SAINT LEONARD にて traverso (これは、昔のフルートで木で出来ている、ルイ14世は、この音でおきたとか)と clavecinの演奏会に行った。マリークロードのうちにもclavecinがあって彼女の友達なのだ。知らない作曲家ばかり。バロック音楽
Jean-Martin Hotteterre
Michel de la Barre
Antoine Dornel
Francois Couperin
Jean-Marie Leclair
C.p.E.Bach(知ってるバッハの息子)
木管フルートは横笛のように吹く。やわらかく牧歌的で時には鋭く歯切れの良い音も出す。やさしく含んだような音色。
演奏してる女性の指がとても美しかった。

この写真は休憩時間に写したもので普通は立って演奏する。


この教会でのコンサートを取り仕切ってるのが、背の高い細い日本人女性。彼女の夫は、この町の美術館長。
コンサートのあとで彼女のうちでミニ晩餐会があって演奏者やマリークロードと共に呼ばれにいった。古い大きなうちの並ぶ町でおしゃれなつくりのうちだった。
食べ物はサラミやパテにパン、酢の味のしないチラシ寿司にケーキが、4,5、種類。
ワインでごちそうになった。

私は、本当にフランス語がわからなくて早く帰りたかった。
大昔いつもこんなのだったことを思い出す。マリークロードは、よくしゃべっていた。雨の中、やっとうちに帰り着いたのは夜11時。音楽は素晴らしく感動的だったけどあとが長かったなあ。日本語で最後のほうやっとしゃべってなんかすっとした。しゃべれないということはつらいことだ。