Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

真っ赤な夕焼け

marimatsuno2012-10-18

「ジュリーがパラダイス」というブログで知ってすぐにアマゾンで買った。三島由紀夫の事件が起きたのは、私が二十歳の時だった。
きのうの夜付録のDVDを見た。そっちがお目当てだったから。緒方拳が最後の三島役。若き日の坂東八十助佐藤浩市、永島敏行、横尾忠則など出ていて面白い。

弟は、三島の本をすごく読んでいた。たくさん綺麗な本があった。わたしも若いときには、一応有名なものは、読んだ。
弟は、出版されると同時に買っていたようだ。でも今三島にのめりこむのは良くない。DVDでジュリーを見るだけにしようとおもう。
はじめのほうは、ちゃんと見ないでジュリーが出てきたところだけ見た。それがものすごく色っぽくて、三島の美意識の表現をしてる場面なんだろう。なんと相手役が李 麗仙。ジュリーは、若くてすごく綺麗で母の借金の肩代わりに金貸しのやり手の役、李 麗仙に百五十万円で何もかも売る、最後のた打ち回って死ぬという証文に判を押す。

ちょっとぞくっとしてしまった。全裸の女性やシャワーのジュリーが、写るからアレ?っと思ったら日本では上映されなかったようだ。ワーナーブラザーズの作品。「太陽を盗んだ男」にかかわってるレナード・シュレーダーの兄ポール・シュレーダーが、監督だ。
若いころ三島がボディービルで鍛えて週刊誌にふんどし姿で真剣を持ってる写真を見たような記憶がある。体が、貧弱なのが、コンプレックスだったから鍛えたのだ。
1143円でDVDが見れる、それも有名人いっぱいでジュリーが怖いくらい綺麗。怖いもの見てしまった。

明日は、そういう要素ゼロ、健全なかわいいジュリーで、気分を変えよう。


今日は、きのうの感想で早くブログを書いてしまったけどプール帰りの夕焼けがあまりにもすごいので帰って写真を撮った。東側はなぜか虹。西側は真っ赤でグランドまで真っ赤に。