Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

親心

marimatsuno2012-05-25

6月はじめの九州大学での学会にフミは、深夜バスで行くという。
私がジュリーのLIVEに深夜バスで行くというと母が「お金あげるから新幹線で行きなさい」という。フミも「年寄りなんだから新幹線で」といった。
わたしが、その立場になると、「やめてよー」って叫びたくなる。だってこの前怖い事故があったじゃない!
私は、何回もあっちこっち深夜バスで行ったけど、いくら3列の上等でも疲れた。お金持ちの友人が私のために前日からホテルとってくれてついたらすぐ横になれるようにしていてくれたこともあった。
今は、もう新幹線に乗る。3割引の年寄りパスを手に入れたから。
フミは若いから疲れもたいした事ないだろうけど、親って心配性なのだ。自分がその身になると分かる。いかに私は、母に心配を掛けまくって生きてきたかを。フミなんかほとんど遊ばないからいつも上の部屋にいるから、安心のきわみだったのに。

フミが幼稚園のとき、4歳のとき、あんな小さい子を連れて8ヶ月間パリに自分の家もまだないときに私が、モデルを描きたいばっかりにつれていった時は、今思うと怖いことしたものだ。めちゃくちゃだったなあ。今は、怖がりの老人になってしまった。
ずっとかかっていた絵が額をふるいの使うのに入れ替えようとしたら、前のほうがよい。まただ!このガラス絵面白い色つかってて、今描いたとこのより、いいように思う。

それで今までの苦労は水の泡でまた新しいのを描き出した。がっかりだ。
油は、これで完成。サムホールの小さい分。