Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

玉三郎

marimatsuno2012-05-19

京都南座玉三郎の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」をやっていて友人は、それも見たけど私は、前にこれは映画になってる舞台を見たので来月の「阿古屋」を見に行くことにしていた。今日は、舞台の後で玉三郎”美”の世界展を1000円で見ればトークショーを聴く権利ももらえるというのでその友人が昼前から並んで私の分も切符をとってくれた。だから前から3列目でトークショーが聞けた。
ジュリーのトークショー高すぎるよ。御馳走つきじゃなくていいから。


1時間の間600人が聴いた。玉三郎と仲良しでもあるスポーツ記者が司会で玉三郎松田悟志と対談形式。
松田悟志は、京都造形大でててさわやかな感じのいい青年だった。

このまえパリで玉三郎を見たけれどさっと引っ込んでしまったから、今日はゆっくり堪能できた。
いろいろ気さくにしゃべってくれて楽しかった。鼓動のことで佐渡に行く機会が増えたそうだ。とても気に入ってるようだった。
鼓動に演出をすることになったのは、ヨーヨーマを通して頼まれたらしい。

ちょうどお昼にNHKで、南座の宣伝をしていたのを偶然見た。
トークショーでは世界中が不景気で芸術も厳しいって言っていた。司会者が、玉三郎は食べるだけのお金を残して全部この間の震災に寄付するらしい。

ストイックな人。麻のベージュのスーツを着てやわらかいイメージ。

玉三郎を待ってる間に京阪で七条まで行って京都国立博物館に行って「王朝文化の華」陽明文庫名宝展を見た。竹下景子の声で説明を聞きながらまじめに見たけど字が美しいなあと思うばっかりで「ブタに真珠!」京阪七条は、私が、京都市立芸大に行ってるときに下宿していたところ。なつかしかった。ずいぶん変わってた。三十三間堂は、朱色に綺麗に塗られていた。

夜すべてが終わってから「梅の井」のすぐ横のうなぎやが人気で安いというので行った。やはり安いということは同じというわけには行かない。生ビールとだしまきはとてもおいしかった。「梅の井」には次回こそいこうって言いながら友人と帰った。