Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

シズコさん

marimatsuno2011-07-01

図書館から借りてきた、佐野洋子つながりの本。今日は、静かな金曜日で大事なのに、本が、あると落ち着かなくてとりあえずよんでしまった。
母と娘の話。
私もどっぷり母とくっついて暮らしているから惹かれて読んだ。
一言で感想はいえないけど「世の中にないものはない。ごくふつうの人が少しずつ狂人なのだ。少しずつ狂人の人が、ふつうなのだ。」って言うところとかいろいろ彼女の言葉は、同感だと思う。
彼女の母親がなくなって彼女は4年余りでなくなってる。
凄く吟味して決めたところだけど老人ホームに入れたことで母を捨てたと自責の念に駆られている。ずっと嫌いだった母親と最後になって母親が認知症になってから「お母さん、ごめんね」「私悪い子だったね、ごめんね」「私の方こそごめんなさい。あんたが悪いんじゃないのよ」という会話ができる。
そのとき正気に戻ったのかどうかは、わからない。

私は、母が大嫌いだとしょっちゅう思う。他人だったら絶対友達にはならないだろうと。しかし、母は、ものすごく愛情を私に与える。母が、親じゃなければ、私の17歳のときの癌は治っていなかっただろう。
私が、留学するといったら十分なお金を送ってくれた。大学も2つめ、いくって言ってもまたたくさんお金を出してくれた。何でも私がやりたいように援助してくれた。そして今も養ってもらっている。
私は、大嫌いと思い母は、真理ちゃんのためなら何でもするという。
私は、感謝はしてるから精一杯親孝行は、しようとはしてるけど、つい不機嫌な顔をしてしまう。

ツバメは、5羽も子供を生んでいて、子供は、おなかすいたよとずっとぴいぴい言ってるが、今回の親は要領が悪いのか、えさを運ぶ速度が遅いわ。

朝10時過ぎに阪急六甲に行く用があったからプチ・ブレでパンを買った。バケットは、焼きたてて熱々。