Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

「吉田堅治先生を回想する集い」

marimatsuno2010-05-24

ジュリーのコンサート申し込んできた。CDも。
支払い用紙が4枚もあったから、わが町の郵便局は、自動支払いの機械が、一つしかないので時間がかかり、後ろの赤ちゃんが泣いてすごく悪いことしてるようで、気兼ねだった。
でも昨日仙台に岩手県の友人が、行くといってくれたからうれしい。すごく楽しみ。これからいっぱい楽しみ!今のところあと7回!

午後、「吉田堅治先生を回想する集い」が、彼の誕生日である今日、池田であった。
ロンドンでの催しの映画は、大英博物館名誉学芸員、ローレンス・スミス氏による講演「吉田堅治の生涯と作品について」や
イシュマエル・フィフィ・アノビル制作の映画「魂の芸術家 吉田堅治」をみた。彼のマネージャーである、オゼ氏のインタビューとか、ロンドンのオクトーバーギャラリーのオーナーの話や、吉田氏本人のアトリエや制作の様子とか。




NHKの新田義貴ディレクターは、吉田氏がなくなってから彼を知り、なくなったとき、イギリスの新聞の扱いが物凄く大きいのに驚き、日本であまりにも評価されてないので彼のことを日本国民に知らせなくてはと言う願いをこめてドキュメンタリーを作ったようだ。これは、多分この8月15日前後に放送されるらしい。

吉田氏は、パリ市のアトリエで暮らし、アーチスト協会から年金ももらい最後の個展は、パリのユネスコ本部だった。大英博物館は、彼の絵を買ってるし、オクトーバーギャラリーは、よく個展もしてる。アメリカでも認められていた。でも彼自身の国、日本では、まったく無名だった。マネージャーのオゼ氏も3月になくなったけれど、彼は、その映画の中で、せめて吉田氏の4分の1の作品でも日本の美術館が、保管できないものだろうかと言っていた。

私の先生、三尾公三先生は、京都市美術館に引き取ってもらえるものは引き取ってもらって値しないものは捨ててくれと言ってなくなられたようだ。石阪春生先生は、小磯良平美術館に沢山、すでに生前に、引き取ってもらってる。
そのことを喜んでおられた。

私の作品だって、荒ゴミにほかされたくない・・・・

友人とすぐにかえりたくなくて、西宮北口で彼女の優待券でその時間にやってる映画を見て、回転寿司を食べて、生ビールを飲んだ。久しぶりの生ビールが、とてもおいしかった。