Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

ニース

marimatsuno2010-01-05

昔、我が家にホームステイして日本語勉強してニースに帰ってニースのJTBに勤めて、結婚して2人の子供ができ一生懸命働いていたとても頑張り屋の可愛い女性がいる。彼女は、何時もクリスマスや、新年のカードをくれる。
昨日、カードを受け取った。離婚したという。私が、会った1999年、彼女ががんばってるのに、兵役が、終わったばかりの彼は、仕事してなかった。すぐには、仕方ないのかなとも思ったけど、ちょっとした不安を感じていたのが、本当になってしまった。理由は、書いてないけど、たくさん漢字を使って日本語で書いてくれてる。「新年は、あけましておめでとう」「家族さんへよろしく」とか、日本人では、やはり書かない言葉にはなる。でも私のフランス語に比べたらすごい。
子供がまだ小さいし、なかなか仕事が、ないようだから(ニースのJTBは、撤退した)たいへんだろう。
写真は、1999年一人で行ったニースの写真から。
安いホテルを取ってもらって彼女のうちや、両親のうちに呼んでくれてもてなしてくれた。私は、ニースを拠点にあっちこっち行った。


この年まで、ひとりものの私や友人は、他人と、一緒に暮らすのは、無理になってしまってるようだ。
一人で好き勝手やってきたつけだろうか。夫婦で、山歩きしたり、仲良く旅行したりしてるのを見ると、いいなとはおもうけど、私の人生では、もうそういうことはありえないだろう。
必死で探したとはいえないかもしれないけど、ちょっと椅子取りゲームに負けた感が、しないでもない。
お見合いで、幸せな家庭をきずいてる人もいる。つれあいのいる人生も歩んでみたかった気はするけど、もう遅い。
別に不満だと思ってるわけじゃない。子供にふつうの父親を与えてやれなかったことは、私と彼の勝手な理由だから申し訳ない気は、している。