Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

夏の思い出

marimatsuno2009-08-21

店に近所の公立小学校でフミと1年2年3年と同じクラスだった友人のお母さんが、みえて、その子は、ちゃんと働いて結婚もしていいねえと言う話になってそのお母さんは、フミ君のことで、息子から聞いて忘れられないことがあると言って思い出話をされた。
先生が、「一番大事なものを持っていらっしゃい」といったとき、フミは手を上げて「僕の一番大事なものは、お母さんです。お母さんを連れてきてもいいですか?」って言ったという話。
実際には、そんなこと知らなかったのだから「母親はものではない」と先生が、言ったのかしら?
何を持っていったのだろう?大事なものなんか持ってこさせてなくしたらどうする気だったんだろう?先生の考えがわからない。
フミは、学校でのことなどほとんどしゃべらない子供で、友人の子は、よくお母さんに話をしていたのでたいていのニュースは、その経由でしかはいらない。

そのフミの言葉は、純粋にそうおもったのか、、先生に対する嫌がらせか?
大きくなった今を思うと、どうも嫌がらせのほうが強いような・・・・でも小学生低学年ならそこまで考えないか・・・

小学校の参観日に手を上げてきちんと答えるわが子を、満足してみていたら先生は、「いつも、あんなのだと思わないでください。お母さん、毎日来てください。いつもは、本ばかり読んでちっとも授業を聞いてません」と、言われたのだ。
上級生によるいじめもあったし、私は、4年から私学に編入させた。そして、その私学は、とてもよくて満足していたのに、私の勝手でパリの小学校に連れて行ってしまった。

写真は、1986年だから子供は、6歳になったときの夏。ジャクリーンとブロターニュに行ったときの写真。4歳から5歳にかけて8ヶ月パリの幼稚園に行っていて一度帰って次の夏、3ヶ月パリにいたとき、マラケシュ(モロッコ)や、ブロターニュに滞在型の旅をした。
幼稚園のときなのにちゃんと字かけてる!砂浜に「まま だいすき」って書いてくれた。いとおしい時期。もうあんな時期は、帰ってこないけどわたしの人生の宝物の時期。あんなによく笑ってかわいかったのに、まったく笑わない大人になってしまった・・・・
私の責任だろうか・・・・