Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

お墓参り


去年の5月7日に亡くなった友人のお墓参りを仲間とした。
暑いくらいの太陽のもと、甲山霊園に車を走らせた。
広くてきれいに手入れされた霊園は、美しかった。

友人は、友人の両親とともに教会の墓地に眠っていた。
いろんな感情があるけれど、かわいそうだなあとおもう。彼女は満足しているかもしれない。あちらの国で好きだった人と楽しくやってるかもしれない。両親ともわかりあっているかもしれない。
こっちの世界の人間が、かわいそうっておもうのは、思いあがりかもしれない。でもあっちの世界がわからない、信じられない、今はこっちの世界にいる私は、かわいそうって思ってしまう。


一年たって、彼女の短歌集が送られてきた。彼女はきっちり編集して送る相手まで指摘して逝った。
実は、彼女の短歌集を怖くてまだちゃんと読めないでいる。もう少し、もう少ししてからもう少し客観的に見れるようになってから読もうと思って本箱の片隅においている。