Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

展覧会

marimatsuno2008-04-25

昨日の夜、急に友人からオープニングの招待状が2つ来ていてどちらも今日なのだけど行かないかというので京都もいいかなと行くことにした。
まずは、梅田で待ち合わせして食事。大阪市立美術館聖徳太子展、これは少ない展示だったけど古い像とか叡福寺からのものが多かった。祝辞も短くてテープカットもすぐでさっとみて京都へ。

昔個展をした京都文化博物館での源氏物語千年展にいく。
こっちは、京都知事の祝辞がすごく長くて老人たちは、今にも倒れそう。私たちも足の裏が痛くてとてもしんどかった。瀬戸内寂聴も来ていてこちらは、立て板に水のごとくで長くしゃべっても面白くしゃべる。
しかしお金のこといったり結構、世俗的にしゃべって面白がらせる。


テープカットは、ちゃんと場所を間違えないように名前が書かれていた。


たくさんの人出で友人としゃべりながら歩いてると芸大のときお世話になった潮江先生に出会う。
確か学長になられたはず。友人は、さっさと話かけて名刺の交換。世慣れない私は、気後れ。
潮江先生は29年ぶりにあったけど年はとられたけど格好良かった。
友人は、芸大の日本画でてるが、NHKの緞帳のデザインしたり活躍してるのは知ってたけど、源氏物語の絵の本まで描いてその本は、完売したという。昔からの友人で彼女は私のこといろいろ覚えているけど私は何にも言ったことを覚えていない。同じときに子供を作ったから小さい時はよく遊ばせていた。
その後彼女は、がむしゃらに仕事をして今日に至っている。
私は、がむしゃらにしてきたとはいえない。
私がちょっとしたこと(おいしいもの食べたり、かわいいもの買ったり程度)で喜ぶから、幸せになれる時限が低いから幸せな人だといわれた。
彼女は、もとめるものが高いから男性もすべてにおいて満足できず、幸せ感がないという。
そうかも。
私が2年半いたパリから帰って遊びに行ったとき、ブルーのブルーマのようなひざまでのパンツのカラフルな上下を着て鴨の傘だったかを持って「メリーポピンズのようでしょ」って遊びに来たのが忘れられないという。
わたしは、ほとんどおぼえていない。あの服は覚えてるけど。彼女は自分も60歳になったら変な格好をしてみようと思うという。
彼女は、私のことよくわかってるのだけど私は彼女のことまったくわかっていないのだ。
子供の育て方もずいぶん意見された。
私のせいでふみのすごくすばらしい芽が生かされていない、親は、子供をちゃんと育てなくてはいけない、すべてを理解してやらなくてはいけない、と言われても私は、親として自覚が足りないのはわかるけどどうしたらよいのかわからない。私が働かないでぬくぬく好きな絵を描いてきたので親の後姿を見て育つ子供に悪影響を与えているらしい。
私は、どうしたらよいのだろう。子供には立派に社会に出て育ってほしい。

6時から懇親会で友人とたくさんビールを飲んでおつまみ食べて三条通りをあるいてなつかしのイノダコーヒーによって河原町から阪急で帰った。9時半に帰り着いたけど、フランス語はサボってしまった。
彼女と会うと私は、いろいろ反省するのだけどその気持ちは、長続きしない、いつもそうなんだ。そして会うのは、年に2,3回だから反省期間が短いのだ・・・