Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

カット

marimatsuno2007-10-02

先日のエディット・ピアフの映画がなぜカットされていたのかが、気になってる。
私がはっきり覚えているのは恋人のマルセルが奥さんや子供とじゃあねといって別れのキスして家を出てピアフに会うために飛行機に乗り込むんだけどそのシーンがない。不倫だから?ピアフをちょっとでもマイナスイメージにしたくないから?「愛の賛歌」といってもてはやしても不倫愛は、日本ではタブーだから?
フミに聞いてみたら「アメリカ人は馬鹿だから長い映画が理解できないから切ったのだろう。それが回ってきたから短いのだ」
「勝手に切って悪くない?」「儲かるほうがいいのだから承諾したのだろう」って。フミの考え方ゆがんでない?

(フミによる追記)
気になったので調べてみました。米国公開版、日本公開版とも尺は140分で、フランス語版DVDと同じ尺の完全版です。「エディット・ピアフ 愛の賛歌」のアメリカ版は今年のアカデミー賞を狙っているので本編をカットすることはまず考えられず、日本版だけカットすることもまずありえないので、考えられるとしたら劇場側の上映ミス(ロールを一本飛ばした?)ではないか。あるいは見ている側の記憶が飛んでいるとか。