Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

CD

太陽が眩しい土曜のお昼、パン屋の前は列が出来、肉屋でくるくる回ってる鳥はいい色に焼け、人々があふれてるパリの下町。
ジャンヌダルク通りをとおってデッサン教室に行く。
今日も去年もいた年寄りのモデル。コレットもこれでは失業しないわ。
パリで1979年からモデルを描いてきたが、そろそろ転換期かもしれない。きれいな裸婦に気持ちを託す時代は終わったのかも。異性にときめかなくなってしまった今となっては。



京都薬大の同級生の山中くんからCDが送られてきた。彼は大学時代、アルトサックスを吹いていた。JAZZ喫茶がはやっていた頃だ。
彼はそのままその世界で生きている。初めての個展を京都三条のギャラリーすぎうらでやったとき隣の「ベラミ」という今は無き大きなクラブで吹いていたので展覧会のオープニングにも吹いてくれた。
その後もCDを買ったりしたけど年賀状以外は、ほとんど音信が無かったが、ブログの写真(修学院離宮の落ち葉)をジャケットにしてくれた。
とても素敵に出来ていた。音楽も歩んできた道が無駄ではなかったと思われるものだった。
見開きのページのギターの絵は、薬大時代に二科展で特選を取った佐藤君の絵だけど彼は、卒業後すぐ亡くなってしまった。山中君のおかげでCD上の同窓会。