Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

第七藝術劇場

8月に行った豊島美術館でこの映画があることを知った。
いろいろ見て、自分に刺激を与えてちょっとでもましな作品を作る肥やしにしたくていった。


友人と直島から回っていったこの美術館はすごく衝撃的だった。
同じ友達と「あえかなる部屋」という映画を見に行った。内藤礼の作品を通して彼女を語ろうとドキュメンタリー風に取り出したのだと思う。
ただ、あの美術館での衝撃を5人のいろんな環境の年も職業も違う人をあの美術館に連れて行って、それぞれの言葉を引き出してるのだけど、映画としては、必要なのかもしれないけど、私は、彼女らがどう感じようとそんなことに興味がなかったから映画が、無駄に長く感じた。内藤礼との会話だけでよかった。
あの美術館を訪れた人で映画を見た割合がわからないけど、あれは本物を見てない人のためなのかな。
本物を見てしまったからもうすべて自分の中だけのもの。人の気持なんかどうでもよかった。そんなのではいけないのかなあ。

監督さんの挨拶があった。前に中村獅童のあいさつが楽しかったから、味をしめて今日のあいさつの日に来た。彼女はとても若くて素朴で妊娠してるのかな、マタニティーのような服を着てた。
中村佑子監督は「はじまりの記憶 現代美術作家・杉本博司」をとっている。
今度の作品、内藤礼の「あえかなる部屋」。目をつけるところが、すごいと思う。私は、ずいぶん前に森美術館杉本博司の作品を見て、こんな作品があることを知った。直島にも彼の作品はあった。
そのあとの映画も続けてみた。

これは、緊張した。怖い映画。
2時になっても食事をしてなくてぐったり疲れたわれらは、西宮北口で食事をして、お茶もした。

お茶したお店かわいいインテリア。