Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

母の運転手

母が国際会館の西村ダイニングにボーイフレンドと行けなくなって数か月たつ。
母は、ここの雪舞酒が大好きなのだ。
ずっと、北鈴蘭台の店をやってきた人に、名義を変更してあげた記念に彼を食事に招待した。もう一人こっちのアパートを世話になる人も。
そして私は、母を送っていく予定だった。しかし、心細くなったからついてきてくれという。フランス語を休んで。
仕方ないからついて行って一緒に食べた。でも飲めない。


雪舞酒はこれ。白鶴が作ってるらしい。冷えたのをコップに勢いよく入れてショックを与えると凍るのだ。不思議。白く濁って見えるけど透明でかき氷のようになってる。


メインディッシュをお肉かスズキか選ぶ。




これにお漬物とおつゆがついてる。

これにコーヒー。

西村ダイニングの年長の人は、母がいつも一緒に来てた人のことをきく。母は「もうだめなの、来れなくなっちゃったの、今日は、若い人たちと来たの」と寂しそう。

二人の30代と40代の男性たちは、私が母を乗せて家に帰る道で、すぐに「ごちそうさまでした」と電話を入れてきた。なんとちゃんとした人たち!
なんかびっくり。
母は、いろいろ誇大妄想でしゃべるから私はとても嫌なんだけど、彼らはちゃんとお話を聞いてえらいなあ。そんなに真面目に聞かないでって横から邪魔をしたくなる。
確かに母は、未亡人になってからよく頑張ったと思うけど…