Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

元町から京都へ

奥川泰子アロハ展が元町の一休庵(078-332-5476)であったので南座玉三郎を見に行く前に寄った。

素敵なのがいっぱいあって、緊縮財政なのにほしくなって買ってしまった。

私の好みなんだもの。
彼女の夫が隣の画廊で展覧会をしていた。夫婦でそれぞれ違う分野でやってるのってなんかとてもいいなって思う。
「オット」のいない私は、ないものねだり。

阪急に乗って西宮北口で友人と待ち合わせて行った。
京都阪急の8階に美濃吉が入っていて眺めもいいしおいしいというので行った。彼女はすごく詳しいのだ。生湯葉や鯛が特に美味しかった。


2000円のお弁当だけでも十分な量だったのだけど生ビールを飲んで鰻のお寿司を食べた。おなか一杯になるまで食べちゃあいけないなあ。
とてもおいしかったけど。

玉三郎の美しさ!ゆっくりした踊りの素晴らしさ!あんなにきれいに踊る人いるかしら。10分10分20分で終わりなんだけどうっとり。
3つ目(鐘ヶ岬)はパリで見たのと同じ。黒い着物から舞台でぱっと白い着物に代わるところでは、パリでも京都でも湧いた。2つ目(黒髪)の衣装は前に衣裳展で見た。
重いだろうと思うほどの簪、刺繍たっぷりの衣装。
今回は、ひとつ目の(鉤簾の戸)写真の着物が、斬新で素晴らしかった。
胸元の襦袢が反転して朱が見えてるのがすごい。うちわまで粋で日本の美はすばらしいと感動!!

帰りに何か飲もうと入ったのは、高瀬舟のとなりのフランソワという喫茶店。いい感じの店で私は、初めてだったけど友人はよく来るようだった。私は、8年間京都で学生時代を送ったけど、あまり知らない。おいしいコーヒーを飲んで玉三郎の余韻に浸って家路についた。私は来週は、パリで彼女はニューヨークへ。
玉三郎は私と同い年。若くないから無理しないで長く続けてほしい。私は、ジュリーと玉三郎が好き。