Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

2階で昔の作品も


ギャラリー北野坂での個展の搬入は、いつもより疲れた。年々年取ってゆくからか。今年は、陶器が少なくてあまり好まれないスクラッチが大きくて場所をとって飾るのが大変だった。
ギャラリー北野坂では、4階でするのだけど2階でやる人が急にできなくなったので、画廊の好意で画廊に預かってもらってる大きな絵5枚を展示してくださった。
私も久しぶりに見てこの絵、ここに置いてたのだとすっかり忘れていた。
1年に一度6日間展示するだけでお蔵入りの絵が多いから、本人も忘れてる。
まだいっぱい空間があるから車に入る大きさなら持っていけそう。

2階に古い絵を追加する。私の絵はたいてい6日間のお目見えで消えるけどアトリエにはいっぱいあってきれいに収納されていないから、取り出すのが大変。何とか引っ張り出したのは、すごく古いものだったけど私が昔いかに布を細かく描いていたか、今みたいに貼って終わりじゃなかった時代の絵も見てほしい。
そしていつもデッサンから絵にするという方法を三尾公三先生の教室の時に決めてしまったけれど、直接モデルを見て書いた絵も残ってる。これはフランスで描いたのでフランスサイズなので額がなくて仮額縁に入っている。大好きなセシールバルバラを教えてくれたセシール
今はどうしてるかなあ。


1990年に作ったクロッキー集、その当時180万円もかかったのだ。
大きな絵をかってくれた会社が50万円出してくれたからできたのだけど外の入れ物が40万円くらいかかったのに変色してぼろくなってしまったから時々今頃5000円で売っている。今回も出すつもり。中身はいっぱい残ってる。

会場でジュリーかけたいと言ったらフミに叱られた。
ジュリーとしばらく離れて頑張らなくっちゃ。