Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

神戸銀河倶楽部15号


昨日、どさっと印刷された冊子が送られてきた。今日確かパーティで「ぜひいらしてください」といわれていたが、昨日の今日では?と思っていたが案内はなかった。仲間じゃないからよいのだけど、冊子は買い取らなくてはならない。そういうこと常識だったのかもしれない。私は、世間知らずで考えてもいなかったのでちょっとショックを受けた。世の中のこと勉強したかんじ。
文章も自分で書いた文章だから(フミにマリの文章は、ひどいといわれている)お金をもらって売りたくないし、進呈する気にもなれない。
小泉さんが選んだ写真で、校正前の原稿が送られてきたのを1枚だけパリにいる友人達に、了解をとってないからと言って、写真を換える事を頼んだのだ。そしてすぐパリへ発った。それは換えてくれていた。友人からマークと犬へ。
私がうるさいと思ったのかなあ原稿書くの私に回したのは。
文章は、前に考え中に載せたけど少しだけ変えてこうなった。
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 神戸高校のとき、上顎がんになって一命は取り留めたけど顔がめちゃくちゃになったうえに、医学部入試に失敗して京都薬大に行き、クロッキーに夢中になり、モデルが一番安くかけるという理由で京都市立芸大に卒業と同時に入学した。それからは、裸婦ばっかり描いている。モデルが、たくさんいて安いパリで裸婦デッサンをしてきた。1979年からパリと神戸を行き来して、1990年から住居をパリにも持った。
 ブラックアフリカに惹かれて旅行を重ね絵も描いたけど、外国人にとっての外から見た珍しい形を自分の絵のテーマにはしていない。写真も好きだ。
 女性の表情に気持を入れて、きれいな体の線でむしろ人間存在のはかなさ、空虚さを強調したいと思っていた。モデルの裸婦を描くのではなくて、裸婦の形を借りた心象表現をしてきた。
 モデルを探すのは時間がかかる。気に入っても何回も頼むと飽きてしまう。モデルとの出会いは何か自分の中の新しい気持との出会いになる。そんな自分勝手なことを繰り返してこの年まで描き、毎年個展をしてきた。
  今年の秋(11月19日から24日)は北野坂ギャラリーで続けて15回目、全部で40回目の個展になる。(松野真理)
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遊ぶ計画がどんどん入って展覧会の絵できるかしら!?