Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

自己紹介

marimatsuno2013-01-11

自己紹介を書いてみた。

「62年も生きてきた人生を簡単に自己紹介するのは難しい。
神戸高校のとき、上顎がんになって一命は取り留めたけど顔がめちゃくちゃになったうえに、医学部入試に失敗して京都薬大に行き、クロッキーに夢中になってモデルが一番安くかけるといわれたので京都市立芸大に卒業と同時に入学した。それからは、裸婦ばっかり描いている。モデルが、たくさんいて安いパリで裸婦デッサンをしてきた。1979年からパリと神戸を行き来して、1990年に住居をパリにも持って一時住んでたけど今は、行き来してる。
女性の表情に気持を入れて、きれいな体の線でむしろ人間の存在のはかなさ、空虚さを強調したいと思っていた。今は、そんなに重い気持はない。裸婦を描くのではなくて、裸婦の形を借りた心象表現をしてきた。だからと言って裸婦が何でもよい訳でなくて、モデルによって気持が、ぜんぜん違う。そんなモデルを探すのは時間がかかる。気に入っても何回も頼むと飽きてしまう。モデルとの出会いは何か自分の中の新しい気持との出会いになる。そんな自分勝手なことを繰り返してこの年まで描き、毎年個展をしてきた。
毎年個展が出来、その一年間の絵を並べることが出来るのはすごく幸せなことだ。生きてることが、すごく危うい運のいい事の上に成り立っているのだということがわかってきたから個展できることだけでラッキーだ。
今年の秋(11月19日から24日)は北野坂ギャラリーで続けて15回目、全部で40回目の個展になる。どんな個展にしようかしら」

と、いう文章を書いてみた。
フミがいつも訂正してくれるけどフミに言ったら「まりの文章はめちゃくちゃで訂正したらきりがないからあきらめてそのままだしら?」っていう。
2、3日してもう一度考えてから送ろう。
今日もとてもきれいな空。母とプールから帰るときの夕焼けはとてもきれいだった。

今は、ジュリーの感動が残ってる上にまたすぐジュリーに会えるからなんかふわふわと幸せ。