一人の日
階段のところでうろうろしてるとむかごがバラバラ落ちる。青虫が急にいなくなってからむかごが元気。むかごご飯作ろうかな。急に消えた青虫にフミはがっかりしてるけど。
母を3時に三宮に送る。散々馬鹿にしてたのに結局、友達に付き合って杉良太郎を見に行ったのだ。来週は、文楽に送ってくれと。休みの日に私がこき使われるよりは送るだけですんだら楽。食事の用意もいらないし。
母は、ちゃんと着物着ていった。
フミは夕方から仕事だという。そんな状態で関西スーパーに寄ったら友人に会った。これ幸いと、引き止めてお茶してしまった。
私は、さびしがりなんだ!
今日は、弟の祥月命日だし。一人でいやだなあと思っていたので渡りに船。
彼女は付き合ってくれたけどジュリーに関しては、絶対だめ。人の趣味はいろいろだから、仕方ない。
弟に対して私は、何にも助けてあげなかったことを凄く後悔する。私は、自分の学生生活に夢中で京都に下宿していて母のことや家のこともすべて弟に任せていた。
フミはもう弟のなくなった22歳をとっくの昔に超えてしまった。そして私は、もうものすごい年になって、まだ元気に生きている。