Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

展覧会

marimatsuno2011-09-06

マジョルカ島のフローランスからの手紙は、細かい字でこの絵はがきの裏と、ノートを破ったものにびっしりかいてある。唯一ひらがなで「むしあつい」
なるほどあっちもか。

フミが三宮に用があったので私は、画材屋ルナさんに20Fの額を注文したかったので一緒に三宮に行った。高いなあ。
フミとの待ち合わせの時間までに、今度もお世話になるギャラリー北野坂に見に行った。案内状が来ていて少し気になったから。

私が今度する4階は、まだ準備中だった。2人展だったが、上の段を見るのには、「靴を脱いでください」といわれた!だって普通は、靴のまま上がるもの。作品が地べたにおいてあるからのようだったけど、躊躇してたら「めんどうだったらみなくてもいいです」
なんていう作家!
あんな石膏?石のようなもの靴で見てもけっとばさないし、汚さないと思うけどなんか意味あるのかなあ。そしていつも私が完全にロールカーテンをしてるところのガラス戸が、あけ放たれていて「こわー」っていうと「落ちないように気をつけてください」

2,3階は、マークエステルという作家で京都清水寺水墨画のにじみに感動してこれを油彩で表現しようと決意したのが、原点とか。
しかし有名人があまりにも知り合いに多い人だ。パンフレットによるとシャガール、グレース王妃、…ケネディ一家、ポンピドー一家ロックフェラーなどと交流とかいてある。日本じゃあ岸信介佐藤栄作岡本太郎、…古事記をテーマにした作品で谷村新司が発起人で、加山雄三とかが、乾杯の音頭で帝国ホテルで出版記念パーティー。神戸での個展は、長田神社への作品の奉納だって!神社の、どこにおくのかと思える。

でもなんでこんなとこにいるの?って感じ。場違いじゃない?
本人は70歳近いけどとても美しいフランス人だった。

アトリエに帰ってからようやく今日は、いい天気だったので、個展のDMとかの撮影をしてもらった。ショックだったのは作品をいい角度にするため手伝ってる私が、あまりに年取って見えたこと。実際凄く年取ってしまったんだわ。
この大きなタピスリーは、色が薄いからDMにはむかないかなあ。