Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

石阪春生先生


お正月3日は、毎年、京都芸大のとき少しの期間だったけど、お世話になった石阪先生の家にお邪魔している。
もう何年も前からでこのごろは、3日に決めている。
先生は、82歳になるといわれるがすごくお元気でお話も面白くて回転は速いし、私たちは、すごく楽しませていただいている。
今日は4人でお邪魔した。
先生は、変態じゃないと女性の絵ばっかりずっと描き続けていられないから、自分は、ちょっと変態のところがあるとおっしゃる。
私も40年近く女性のヌードばっかり書いてきたから少し変態かもしれないけど変態度が、足りないように思う。
面白いアートを生み出すには、変態度が必要で、石阪先生の先生は小磯良平で小磯先生は、変態ではなかったけど、すごくまじめですごくデッサンがうまかったといわれた。
変態度は、まじめな私には、無理な注文で私が、これから絵を続けていく上で何を武器にするか。継続しかないかな。

先生は、字を一字書いてそれの周りに水彩を色をつけたものをたくさん描かれていた。それで展覧会する日も来るだろうとのこと。
私たちの教授は三尾公三先生だった。三尾先生が、石阪先生を芸大の講師に呼んだ。三尾先生が大好きだったけど、もうずいぶん前になくなられた。三尾先生が、物凄くまじめだったから、ホテルのベットのシーツなどが、絵に出てくる。ホテルのシーツの乱れが、日常茶飯事なら絵にはならない。石阪先生は、本当にお話がうまい。

いつものように先生のカレンダーをいただいて3時間あまりお邪魔して帰ってきた。楽しかった。