Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

モーリヤックからパリ

marimatsuno2010-08-20

朝ホテルで3人で朝食。と、いってもマークは、コーヒーを飲むだけ。その分私たちは、一杯食べたけど。

簡単などこでも同じフレンチスタイルの朝食が、とてもおいしかった。

8時半から開いてる銀行に行く。フミへの遺産相続への手始めらしいがよくわからない。フミは、そこで、口座を開くことになった。

犬とカナリアのマークのうちに1泊以上は無理だというアレルギーのフミ。ホテルは、バカンスでにぎわっていて、満員。土日になるから。毎食マークは作ったけど、これが又サーモンやエビやふみの嫌いなものばかりで、要領を得ない。お手伝いさんが、来て掃除やすべてしてくれるから、いつまでも何もできない。

レストランに行く気力がなくて、おばあさんの車椅子の前には、おばあさんの食器をまだ置いて一緒に食べてるかんじ。
フミは2月におばあさんがいる時にいったままの様子が、気に入らない。4月になくなったのだからもういい加減に自分の空間にすべきだと。
私は、すべて捨てられてしまうわ・・・・・
毎日行ってるというすぐ近所のおばあさんの墓。おばあさんは、3年前にすべて自分の趣味で大きな大理石やら飾りを選んで自分の入る所を用意したらしい。下には、おじいさんが入ってる。

このうちは、台所の隅々まできれいにおばあさん好みにされている。真っ赤なシステムキッチンの台所。飾りたてた調度品。すべてリモージュの食器。ナイフやフォークが銀で重すぎるとフミは嫌がる。おばあさんの趣味がとても悪いと。
自分の世界にすればいいのにマークは、生きる気力がもうないというらしい。

遠いところを来て1日で帰るのはなんかマークがかわいそうだったけど、無理やりパソコンで調べたら、とおまわりだったけど、AurillacからBrive経由でパリに帰れることがわかった。ほんとうは、Briveで乗り換えてラスコーの壁画のあたりの村へ行きたかったのだけど、バカンス時期なのでホテルが取れないと嫌だからもうひたすらパリへ帰ろうということになった。


Aurillacまで45分マークに車で送ってもらったけど、なんと国鉄は、バスにかわってた。このあたり過疎地でどんどん鉄道が、動かなくなる。ただ、祭り(テアトルと言うけどロックみたいだった)があったようで、バスも満員だった。

バスで2時間40分!はじめは、山道が、すごく険しくて、ドキドキした。途中からなだらかな高原、気分の悪くなる子供が出るくらいだった。鉄道では見られないいろんな町を通り、お城が、山のてっぺんにいくつもあってなかなかきれいではあった。
Briveでサンドイッチとジュースを買って電車に乗り込み4時間10分!こんどは、うるさいがきどもが、近くに乗ってじゃあじゃあさわぐ。この電車の窓際からクーラーが出ていてその上に手を置いていた成果、途中から冷や汗が出だして、胸が痛くなって、気分は最悪。4時間の長かったこと。
パリ・オーステリッツからタクシーの乗ろうとしたけど乗り場がわからず、むしろRERのC号線で一駅なのでがんばってRERへ。うちに着いたら夜中の12時過ぎ。崩れるようにベットに倒れこみ、シャワーだけして寝た。

マークにもらったペンダントトップ。
女の子は?!高くなくてもきらきらものをもらうのがすき!