Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

東京へ

marimatsuno2009-11-29

東京の目的は、久世光彦展で、ジュリーの事を少しでも見たいと思って。
早くにつきすぎたので、とりあえず、目的地の芦花公園駅に行った。ここが、徳富蘆花の公園があるところだとは、知らなかった。この駅の周りには、朝早くに、モーニングを食べさせてくれる喫茶店さえなかった。歩いて15分くらい行ったら、コンビニがあってそこでサンドイッチと熱いコーヒー缶を買って公園へ。ちょっと寒くて悲しかったけど、ドッグランをさせる人たちが、たくさん来ていた。太極拳のグループや、走っている人もいて日曜の朝早くから元気な感じ。



9時に徳富蘆花の記念館をのぞく。「徳富蘆花」と聞けば、反射的に「不如帰」という単語しか知識の無い私だけど、なかなか興味深い記念館で、暖かくて蓄音機の音も雰囲気よくて、只で申し訳ないので記念の絵葉書を買った。


10時少し前に世田谷文学館へ。とてもしゃれた現代的建物の前には、錦鯉の泳いでる古い小さな堀が。その周りをきれいに掃除してる人々もいてよく手入れされていた。

横浜の友人が、ジュリーのファンでもないのに私に付き合ってきてくれたので一緒に見学。でもカタログが売り切れていて、それが目的だった私は、がっかり、そうしたら親切にも図書館で、見ることができてコピーも取れるって!大喜びですぐ、図書館へいって沢田研二のことを書いた「スーパースターのためのノート」をコピーする。
いかに久世光彦がジュリーに期待してたか好きだったかがわかる。でもそのノートのようには、行かなかった、「悪魔のようなあいつ」は、視聴率が取れなかったから。「時間ですよ」など、テレビの申し子といわれる賢い彼が、入れ込みすぎて大衆より自分の好みになったからだろうか。でもDVDでジュリーの美しさは、今でも残っているのはうれしい。
ジュリーは、スーパースターには、なれたとおもう。そして今もスーパースターだと私は、思っている。当時のほかのアイドルとは一線を引いてると私は、思っている。このコピーの内容には、又いつか触れたい。
ビデオでは、岸田劉生の絵についてしゃべていた、美しいだけでは、人の心に残らないといっていた。私は、自分の絵のことを考える。

世田谷文学館では森繁久弥が、亡くなったけど、その前からの特集をたまたま常設でやっていた。私が一番楽しめたのは、「からくり劇場」で「猫町萩原朔太郎で。「山月記中島敦もあった。

次の目的は、浅草マルベル堂。浅草もすごい人。


ジュリーの大きなパネルが、正面にあって8500円くらいだった。
ちいさな白黒のプロマイドを1枚だけ買った。昔のきれいなジュリーに未練があるわけじゃない。今のジュリーがもっと好きだから。

上野もすごい人。ここでも寒いのに公演があるからと中に入れてもらえす、外のカフェでケーキとコーヒー。
寒かったけど雨は降らず、友人とのんびりおしゃべり。