Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

江夏豊

marimatsuno2009-06-16

第三火曜日で母が休みなので今月のお不動さんに付き合う。
雨が降ってないから乾いた感じ。
母は、ヨチヨチした感じで歩く。歩く姿を見るとかわいそうだけど車の中でちょっと険悪になる。ジュリーをかけてしゃべらない。いつもの函館市場では、機嫌が直って幸せだと生ビールを飲む。私だって飲みたかった。今日は、暑かったもの。
夕食を作りたくないから、夜用の3人分も、それぞれの入れ物に入れてもらってもって帰った。すごい手抜き!

帰ってから、6月25日発売のジュリーのドームのDVD をアマゾンがやっと売り出したので 予約を申し込む。ついでに7月の「来タルベキ素敵」も申し込む。7月は、すでに2つ予約してるので3つ目、どんどんDVDになるのでうれしい。お金使いすぎだけど、洋服買わないもんフランスに行かないもんと自己弁護。

夕方まで休憩。ドームの90分間のDVDに録画したのを見る。
夕方、ギャラリー島田での火曜サロンに「牙(江夏豊とその時代)」という本を書いた後藤正治さんの話を聴きに行く。

江夏豊!若いとき熱烈に好きだった。片づけしてたら出せなかったファンレターが出てきたくらい。甲子園に江夏の投げる日にあわせて行った。西宮球場で9連続三振だって見た。一人で見に行った。
江夏のサイン入りボールも持っていたけどマジックて哀しいことに年月がたつとにじんでなんて書いてあるかわからなくなってしまった。だからもうおいていない。阪神を去ってからの江夏も魅力があったと思うけど阪神を去ってからもう野球を見なくなった。21世紀になってから又見てるけど。そして6番のユニホーム着て甲子園にたまに行くけど。

ギャラリーでこの本をもらった。そして王と江夏のインタビューなどのビデオを15分くらい見せてくれた。江夏のインタビューは、年取ってからのものだ。王のインタビューもあった。王は、すごくいい感じだ。江夏は、カーブを投げたら、その日、完全にタイミングが狂ってた王は打てないのがわかっていて直球で勝負したかった、キャッチャーの言うことを聴かずに、と言うことを言っていた。そしてホームランを打たれた。
江夏は、チームや監督には、そういう意味で自分の美学でやりたがったから使いにくかったろう。でも名勝負は、プロ野球って、見世物だから勝敗だけでなくそういうのも大事だとおもうんだ。
勝つためのバントばっかりなんて面白くないもの。
後藤正治と言う人は、冷静なタイプの人でオファーがあってからその人のことを調べて書くらしい。夢中に入れ込んだからではなくて、今度ギャラリー島田の押す画家のことも書くらしい。4畳半で新聞配達しながら絵を描いて島田さんが発見して、売り出してよく売れてるようだ。石井一男さんだっけ。私は、ルオー風の絵を描くんだということしか知らないけど。人はそれぞれ調べたらドラマがあるだろうな。私も自分のこと考えたら、いろいろあったもの。

まだ本を読んでないけどその書き方って職業的過ぎるような気がするけど、プロの作家と言うのは、冷静でなくてはいけないのかもしれない。
熱くなってばかりいて何事も冷静に見れない私が、書けることじゃない。

ギャラリーで珍しい人に出会った。集まりに行くといろんな人に出会う。
夜、帰ってから、コム・シノアで買って来たパンで珈琲を飲んだ。やっぱり、おいしい。