Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

黒田清輝展

marimatsuno2008-07-18

母と小磯良平美術館に黒田清輝のオープニングセレモニーに行った。
暑い時間で車がないと行きにくい。

1866年生まれ!12歳で絵を習い14歳で漢字習字15歳で英語16歳でフランス語!18歳でフランス留学!
法律の勉強のため!
明治17年のこと!これからの日本を支えるべく勉強をさせたかったのだろう。上流階級の西洋に学ばそうという気持ち。日本をリードするべく立場。
結果的に美術の面で近代日本で洋画というものを持って帰った。

しっかりしたデッサン!見ていて気持ちのよいほどしっかりしたデッサン。それに基づいてかかれた絵。
そのままのアカデミックな絵だから今の時代から見ると物足りないとも言えるけどすばらしいには変わりない。

たまたま出会った友人が、東京の美術館が新しくなったという話。現代アートばかりだという。一方でモジリアニや黒田清輝をやっているが。現代アートは、刺激的で面白いのもあるけど訳のわからないのも多い。これは私レベルでの話で現代アートのよくわかる人には、もっと別な見方があり、美術界の先端の学芸員とかはまた別の先を見てるのかも。
でも私は、先端のことはわからない。自分ののんびりした世界でやるしかない。