Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

ムンク

marimatsuno2008-02-22

友達が切符があるからとムンク展誘ってくれた。ムンクは昔、来たときも行ったけど「叫び」
で代表されるように暗いイメージだった。亡くなった弟の部屋にムンクの少女の絵が飾ってあった。
母親は、結核でよく血を吐き、妹はうつ病、絵から血や死のにおいがした。
しかし、今日見たらそれはムンクが自分のために描いた絵でそれらは、自分のアトリエを飾っていた。オスロ大学の講堂やチョコレート工場の食堂やリッチな大きなうちの子供部屋などたくさんの絵を頼まれて描いていてそれには微塵も死の香りはしない。明るく綺麗な色彩でちゃんと平衡感覚のある人なのだ。
75歳の写真は、堂々としていてとてもハンサムで上品。

苦しんで悶えて搾り出すように絵を描いていたらあんなに長生きはできなかっただろう。
しかし訴えるのは、そっちの絵で有名なのもそっちの絵。



お昼を近所のフランス料理屋(Actinie)に行ったら、女の子がフランス人のかわいい男の子に変わっていてびっくり。料理人は、若くてハンサム、運ぶのはかわいいフランス人の男の子だけの店でお客も私たちだけだった。安くておいしくていいのにお客さんが少なくていつつぶれるのか心配してるけどフレンチばっかり食べると太るし・・・
オードブルは、サーモン、スープは、貝の入った少しトマトソース味の熱くておいしい綺麗な色のスープ。メインに私は、子羊をとった。付けあわせが自分のうちで作ってるらしい新鮮野菜なのですごくあっさりと食べれる。いっしょに行った友人が子羊のにおいが苦手なのに取ってしまってあまり残すのはいけないと思って私が食べたものだから私は、すごくいっぱい食べ過ぎてしまった。やせれない・・・