Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

個展終了

marimatsuno2007-11-25

今朝早く広島から、薬大卒業以来あってない友人が来てくれてにしむらコーヒー本店で
モーニングを食べた。30数年の間のそれぞれの人生を語った。
ちょっとの時間では、しゃべりつくせない長い時間が、経っている。
それからどどーとお客さんが来てばたばたと買ってくれて小さな絵はほとんど売れた。安いとは、言ってもうれしいことだ。今日は、なんか朝から満たされた気分だった。いつもの新神戸オリエンタルホテルの3階の中華で打ち上げをして、フミに運転を代わってもらって帰ってきた。皆さんに感謝!!来年も元気で個展ができますように!

パリの吉田賢治さんの絵を預かっているという大阪の倉庫の持ち主の方が訪ねてこられて吉田さんの絵をどうしたらよいか困っているといわれた。でも私は、「そんなこと関係ないし知らない」と個展中で忙しいのにと腹が立って言った。でも話を聞いてるとなんとなく彼の困惑もわかるようだった。
画家が、絵を残しても美術館が後すべて面倒を見てくれるわけじゃあない。タダで寄付するといっても難しい。
吉田さんは大英博物館が、買ってくれたがすべての絵ではない。大きな絵1枚か2枚じゃないかと思う。
石阪春生先生が、50枚の絵を小磯良平美術館に収納してもらって喜んでいたが、タダで収納してもらっても大喜びなのだ。ちゃんと後世に残してもらえるから。
私の先生、三尾公三先生は、なくなるときに京都市立美術館がもって帰ってくれない絵は捨ててくれと書き残した。
私の理想は、ギュスタフ・モローのように自分のアトリエを美術館にしておいておいてもらうこと。だから大きな絵は売らないでみんな置いておきたいのが本心。お金に換わったら使ってしまって終わり。そして絵はどこかにいってしまうかもしれない。
それには、フミがしっかり稼いでくれないと困る。無理かな・・・