Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

携帯電話

ツーカーからAUにかえた。ツーカーAUに吸収されたから変更できるといってきたのだけど別に変更する必要があったかどうかわからないけどPRにつられて、母と私のを換えた。
中途半端なデジカメなんかついてなくてもいいのにみんなついてる。

フミは「携帯なんか要らない、解約したい」という。去年の秋、東京に行くときに勝手に買って無理やり持たせたのだけどいつも切ってて何にもならない。
確かに電車のなかで若い子みんなが、携帯を握り締めてるのは異様ではあるけどもってくれないと連絡が取れなくて困ることがたまにはある。

私が大学生のころ、電話さえなくて母は電報で「電話して」といってきたものだ。
お金をもらいに月に一度京都から神戸に帰っていた。悲しいかな男友達とどうこうということはまったく無かったけどソフトボールクラブの先輩の下宿でコタツに入って一升瓶を置いて鍋とかしてそのままコタツで寝たこともあった。親は何も知らないから文句を言われたことも無かった。いい時代でもあった。
今年は、携帯電話があるばかりに母はナポリまで毎日電話してきた。
親は年をとってしまった。あのころは私の方をそうは向いてなかったと思う。
確かに携帯電話は便利だけど束縛でもある。