Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

個展

昨日、知人の個展に行った。近所なので何回か行ったことがある場所だ。
しかし、友人知人以外人が入らない場所だ。人が歩いていない。

個展をするからには、知らない人にも見てほしい。でも人通りの多いところでも階上だとなかなか人は上がってこない。心斎橋でやったときも下はものすごい人が歩いてるのに会場は静かだった。見ようという気持ちを起こさせるのには、どうしたらよいか。いつも問題だ。

急に決まってそのころの寄せ集めた展覧会を企画で狭いところでしたことがあるが、そこのギャラリーで始めて仕事をする人がその前にNHKに勤めていたのでお祝いのためかNHKが取材に来た。短いインタビューでテレビに出てしまった!それはものすごく反響があってテレビのすごさを知った。朝の8時ごろに2日間放送されただけなのに。

新聞でものれば世間の人はすばらしいらしいから見に行こうと思うようだ。
あまり載らないひがみで言わせてもらえば、新聞記者の目は、偏っていてその人の好みに左右されてる。新聞を書くほうの自由だが世の中の人は、マスコミにとても左右される。
小泉が勝ったのだってマスコミがお手伝いをしてるとしか思えない。

むかしDMのコピーをいとこに頼んだことがある。それには劇的に私が上顎がんになって一命を取り留めて絵を描いてるとかいうことがわかるように書いてあった。いやだなあとおもった。でも新聞記者が来て(それも社会部)大きく新聞に載った。
新聞でよく「がん克服!・・・に励む」とか載ってる。大きな病気をなん回かしてるものとして言わせてもらえば、克服してくれるのは医者でがんばるのは周りのものだ。本人は成り行きに任せてる。

自分の仕事を見てほしいと思うのは、ナルシストのわがままなのかな。「制作さえできたらいい、見せることなど考えない」っていう作家を知ってるが、私はとても世俗的!?