Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

太陽がいっぱい

フランス語の勉強にはならなかったけど若いとき見た感じとちょっと違ってた。
確かパンフレットがあったと思って探したけど見つからない。
アカプルコの海」なんてでてきたのに。

あのパンフレットに淀川長治が、ホモセクシュアルだって書いていたように覚えている。
原作を読めばもっとそう感じるのかもしれないが、映画の中だけではあまり感じれなかった。
確かにアランドロンの強い眼は美しかった。マリー・ラフォレの大きな眼も。
でもモーリス・ロネが体はぶよってなってたけど顔は綺麗だと思った。アランドロンは肉体も若くて鍛えていて綺麗だったけど品のなさが、あの役にぴったりで品のない若者のあがきが、ずっと惨めで私が年を取ってしまったからか、あまり魅力を感じなかった。映画としては、映像が常に意識させられるくらい美しく、有名な音楽ものんびりして内容と対照的ではあるけどかえって危機感があっていい映画だと思った。