Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

三尾公三先生

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私の京都芸大の時の担任は、ずっと専攻科も三尾公三先生。先生に褒めてほしくて描いてたくらいのものだ。先生もかわいがってくれて「僕は、めったに出さないのですよ」と言いながらAAをくれた。生徒としては、一番だったと自負してる。

それなのに私は、先生のお葬式に呼んでもらえず知らない間に終わってた。京都の人と連絡とっては、いなくてパリや神戸にいたからか。

専攻科もいってない人から「2017 三尾忌ー三尾公三先生と教え子たち」と書かれた案内状が来た。京都のギャラリーだ。彼女も出してる。私は、三尾先生のことに関していつもつんぼ桟敷に置かれてることをすごくひがんでいる。

フミに「どうしてかわからない」っていうと、「嫌われてるんだろう?心当たりないのか?」っていう。みんなが食べるために頑張ってるときに親のお金でパリに行ってのうのうと絵をかいてたけど、嫌われる理由はない。

もう先生は、いらっしゃらないんだからいいもん。絶対行くもんかって思って案内状をびりびり破ってしまった。私と先生の部分を残して。真ん中は、今も付き合ってる同級生。彼女は、もう絵をかいてないから出してなくていいのだ。私は、ほかの誰よりもそれだけをしてるのに。そして私の写真を入れるか?!作品の案内もよこさないで。私は、いっつも三尾先生のクラスにいたんだもの。ずっと閉めるまでいつも。私がいない写真なんてないはず。

三尾先生が、「今日は松野さんいないのですか?」「彼女は、トイレです」っていうくらい。どれだけ悔しい思いか。

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