Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

ジャン・クリストフ

フランス語休んでいたら同じクラスの人が今度はジャン・クリストフやるってメールで知らせてくれた。
読んだような気がして本箱の中を探したら分厚い河出書房の世界文学全集の上下が見つかった。読んだ形跡がある。高校のころだ。しかし何にも覚えていない。わたしの頭は、空っぽだ。
読んだことがあるって覚えていても何の値打ちもない。ジャン・クリストフ・・・ロマン・ロラン機械的に出てくるだけなのだ。何でもかんでも忘れてる。大学の時の解析の教科書を見つけたときちんぷんかんぷんだった。当時は100点取ったのに・・・これって何の役にたったのだろう。
覚えたことは、すべて忘れて大学でても出なくても何にも頭の中は変わっていない。本を呼んでも読まなくても頭の中はまっさらだ。
最近は、小説読むのが面倒になっている。先日新潟で読みさしにしていたムーン・パレスをようやく読んでしまった。かなり劇的で最後はあっというまに読んでしまったのだが、小説の中に身をおいて疑似体験をするのが、小説の面白さでもあったのだが、自分のこと考えるのも面倒になってるので人の体験を自分のことのように涙を流して感じるのがおっくうになっている。
映画も見だしたら面白くて仕方ないのだけど。
今は、わたしは、特にだめなときかもしれない。食べてばっかりだし、空っぽの頭を抱えてぼんやりしてる。