Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

ジャクリーン

marimatsuno2007-07-19

ジャンヌ・ダルク教会の周りに木曜は、朝市。このごろ生ものを扱う店が減って服やカーペット屋などが増えている。

今回あまり会えないので鴨のオレンジソースを作ってケーキを買って15区のジャクリーンのアトリエに持っていって一緒に外で食べた。
青空で風が心地よくとても気持ちの良い天気でとなりの台湾人の女性も呼んで3人で食べた。彼女の夫は、知っていたが彼女は初めて。今32歳で大きなお腹をしてる。7ヶ月だ。彼女の夫は65歳くらいだと思う彫刻家。3年前彼が台湾人の女性と、すごく若い女性と結婚した話は、結構みんな面白がってしゃべっていたが、子供も出来て幸せなことだろう。
彼女と私のひどいフランス語の中でジャクリーン面白がって笑ってばかりいたが、台湾の学校で彼女は日本語を習ったことがあるという。おまけに桃太郎の話も歌も知っていて歌う。意味はわからないというので「お腰につけたきびだんご」のあたりの説明をジェスチャーでしてあげた。食事が終わってジャクリーンは私のお土産の菊正宗を飲んだが私は、ワインでもういい気持ちだったので遠慮した。
ジャクリーンは売れないアーチストだけど毎日作品を作ってる。すごいエネルギーだ。パリにはアーチスト用のアトリエが普通のアパートの1階とか最上階に作られている。
売れなくてもアトリエを与えられるし、美術館はただ。日本とえらい違い。ココは、1階でバラの向こう側のちいさな庭でわれらは食べた。