Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

モデル探しに行ってるアカデミー・グランドショミエールはフジタも行ってたという古い研究所です。
私は1979年1985年にはほとんど毎日行きました。20年前そこには日本人がたくさん来てました。
10人くらいがお金出し合って希望の星で勉強させてもらっていた若い男の子は音楽で留学してた日本人の女性の子供ができてレストランで働いてたけどしばらくして日本に帰りました。ちょっとした裏切り。有名な会社の息子で4年間だけ好き勝手にやらせてもらって帰って社長を継いでる人もいます。離婚してなければ今は大使夫人になっている友人もそのころは公邸からかよっていました。思い出すだけでも5,6人入ます。今もいるのは一人だけです。
しばらくして韓国人が増えました。今は中国人です。すごい数。フランス人に先日中国語の紙を見せられ意味を聞かれたけど「私は日本人だからわかりません」とこたえました。彼らにしたら区別がつかないでしょう。

今日今回ははじめてうちにモデルに来てもらいました。2週間かかりました。うちでやるのはいいです。でも作品になるとは限らない。今日のモデルは1時間18ユーロ来週頼んでるのは20ユーロ。若さの違いか自信の違いか。