Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

京都

スペインから木版画の勉強に来ているフロランスが申し込んでくれたので桂離宮修学院離宮に行った。2つも同じ日に?!ってびっくりしたけど桂離宮は1時間のコース修学院離宮は1時間半のコースで決められていてお昼は四条河原町神戸屋キッチンでかつサンドイッチ、サラダ、アイスコーヒーを食べる時間があった。フロランスはアイスコーヒー?って驚いてた。
ヨーロッパではアイスコーヒーのメニューは一般的ではない。
わざわざシェーカーにコーヒーと氷を入れて振ってそれでもあまり冷たくないのが出てきたことがある。

桂離宮はくそまじめなガイドで静かに重々しくなかなかいい感じだったが修学院離宮のほうは、品の悪いおじさんがお客のおばさんと私語で戯れてくだらないギャグいって不愉快だった。ガイドは退屈かもしれないけど仕事なんだからもっと職業的にやってもらいたい。

紅葉が始まっていて緑との対比が実に美しかった。桂離宮ではコケの上のもみじがなんともいえず素敵だった。
質素で単純だけどしゃれていてベルサイユなんかとまったく違うとフロランスも感激していた。


修学院離宮は広い畑の真ん中を松の木の並木になっているところをとおって池のある上離宮や中離宮にいく。
それはきれいに剪定されていた。視界が悪くないように周辺の田や畑は買い取って百姓に貸しているという。
月を見るためやお茶を楽しむためや昔はのんびりした優雅な遊びを皇族の人たちはしていたのだろう。
池も人工に作ったらしい。今それらは、ものすごくきれいに保存して修理して入場は只なんだから税金でまかなってるわけだ。




フロランスは英語ドイツ語スペイン語フランス語イタリア語が得意で日本語も2ヶ月足らずなのにかなり学習していた。
帰りに修学院の駅の近くのCNN放送がいつもかかっているところに行こうというのでついていった。
アメリカンコーヒーが飲み放題だった。彼女はそこでニュースを聞くのが楽しみのようだった。