Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

かりん

関西スーパーからセントラルスポーツジムの間にかりんがたくさん実をつけている。

京都薬大の植物園に昔行ったときたくさんなっていてもらって帰った。そのころ、薬大の美術クラブで油絵を描いていたので描いた。下宿の友人にモデルになってもらって。かりんはとても硬くて、隣の部屋の先輩が、果実酒にした。

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あの頃、光風会の先生だったので絵の具をたくさん塗った。

今はこういうの嫌いだ。

この絵は、意外と簡単に見つかった。2020年には、これは、芸大の前だから出さないけど芸大時代の初期のも出そう。

昨日は、弟の命日だった。43年前。弟は、22歳。

今になって思うけど、私は、母は、自分勝手で強かった。もっと弟に頼ってあげれば、やさしい弟は、死んで行ったりしなかっただろう。

阪神淡路の震災の後、マークは、とても心配して3月にフランスから来てくれた。なのに水やガスがなくて大変だったのに私のうちは、つぶれなかったし、母は、真っ赤なベンツを買ったばっかりだった。もっと弱弱しかったら、彼は、もっと居場所があって優しくしてくれただろう。

そういうこと時間がたたないとわからないわ。

でも私も母も強いほうだろう。母は、違う意味でさんざん男たちを使って生きてきたと思う。私は、大学時代に男に言われた、「一人で生きていけますって顔してる」と。