Mari Matsuno の日記

神戸とパリ在住の画家、松野真理のブログです。

堀文子と村松友視

兵庫県立美術館に久しぶりに行った。

車だと20分くらい。すごく楽なんだけど駐車料金が高いからその近所のYAMADA電機かK'S電機に止めようかとも思ったけど外に出るのが面倒で美術館に止めた。1000円もかかった。

堀文子さんの絵を見るだけなら1時間でよかったけど今日は、村松友視さんの講演会があった。ネットで2000円出して券を買った。

こんなおまけがほしくて。

230人で満員の講演だった。
堀文子さんが96歳でもお元気で絵を続けておられるのはすごいと思って見に行った。
60代の絵が良かったので私ももっと元気出さなくちゃあと思った。
村松さんの話は、彼女の生い立ちとか小さい時の話を中心に30年間の付き合いを通じての話だったけど、あまり口は達者じゃないようにおもった。
彼女の感情の起伏とかあまり伝わってこなかった。
結婚に対しても情熱的ではなかったし、魅力は講演では、私には伝わってこなかった。
吉田堅治さんと似てたのは、戦争で兄や弟を亡くして生き残った者として戦死した人の分も生きていかなくてはいけないと思ったということ。
私は、自分の生きてきたこととか考えながら聞いていた。

最近人生の終わり感が強い。彼女ほど生きるならそして小倉遊亀さんほど生きるなら、まだこれからだと思えるけど。
ワイルドワンズの歌、ジュリーと鳥塚さんの歌だけど「プロフィール」私が一番好きなジュリワンの歌だけど、のジュリーの声が聞こえてくる。
https://www.youtube.com/watch?v=PdNq96hsE9c
この歌は鳥塚さんのしょぼくれた声だけだとすごく実感を感じて伝わる。そこへジュリーの元気いっぱいの甘い声が、入ってくると雰囲気が変わってしまう。ジュリーの素晴らしい声がないほうがこの歌らしいけど、ジュリーの声で救われる。歌をつぶしてるかもしれないけど。