パリ祭

パリ祭の花火を見ようと夜８時ごろから出かけた。アンバリッドの駅から川沿いに歩く。

最寄の駅は、ＲＥＲもメトロも止めないようにしてるからたくさんの人々が同じ事をしていた。
パリ祭の花火は、来ていても出かけないことが多いから４年ぶり。今まで花火は大きくてたくさん上がるがあまり芸の無い感じだった。
今年は、エッフェル塔のすぐ近くで場所をとって待った。エッフェル塔の向こう側の広場では、演奏会が行われていて大きなスクリーンやいろんな光が遠くから見えた。ずいぶん待って１０時過ぎ、救急車が突然わりこんできて？！みんなが立って場所がなくなってしまった！みんな仕方なく立って待つ。ようやく暮れ始めた１０時半から花火が始まった。

ロマンチックな音楽が流れ、金色の糸が、茎のように下から何本も上がっていき花が咲く！そこへ大輪がかぶさるようにいくつもあがる、ストーリーのある画面のように花火がどんどん打ち上げられる。金色の粉が夜空を舞う。曲が変わり雰囲気も変わる、ピアフの恋人がなくなってからの悲しい歌が流れ花火は、役者のように空の舞台で演じる。チュムチェムリーとか楽しい曲で飴玉のように色とりどりの球が空に放たれ踊る。

息を呑むように、見つづけみんな興奮して３０分あまり、最後にやけくそかとおもうほどの量の花火が一度にあがり、終わった。いつももっと長くやるのにワーとやって一気に終わってしまった。メトロの最終に駆け込んだりしたのに今回はすごく早く終わった。
ものすごい数の人々が大移動、アンバリッドは混むと思って４５分ほど歩いてオルセー美術館からＲＥＲに乗った。１２時過ぎには帰れた。